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事務局だより<No.8> 書評『An Introduction to Distributed Optical Fibre Sensors』(著者 Arthur H. Hartog) CRC出版

2017年10月1日

事務局

 『An Introduction to Distributed Optical Fibre Sensors』(著者 Arthur H. Hartog)を紹介します。
 
  An_Introduction_to_Distributed_Optical_Fibre_Sensors

 油田探査および各種油田探査用計測機器の開発・製造をコアビジネスとするSchlumberger社のフェロー Arthur H. Hartog氏は、世界で初めて光ファイバを用いた分布型温度センサを提案し、その後、York Sensors社、Schlumberger社において、ラマン散乱光を利用する分布型温度センサ(DTS)を中心とした研究開発で活躍するなど、本分野の草分けであり重鎮でもあります。近年ではSchlumberger社においてレーリー散乱光を利用する分布型振動センサ(DAS)の開発およびアプリケーション開発で活躍されています。そのArthur H. Hartog氏が、分布型光ファイバセンサに関する著書「An Introduction to Distributed Optical Fibre Sensors」を出版しました。
 本書では、光ファイバ技術、分布型センシングのベースとなるOTDR技術の解説から始まり、さらに、ラマン散乱タイプ分布型温度センサ、ブリルアン散乱タイプ分布型温度・歪みセンサ、レーリー散乱タイプ分布型振動センサの原理、特長、実装技術について具体的かつ詳細な説明がされています。また、各種光ファイバ分布型センサについて、石油・ガス、電力線、プラント・プロセス、環境、火災・漏れ検知分野など、幅広い産業アプリケーションを紹介しています。
 本書の特長は、近年の研究の最前線まで解説がカバーされていることであり、ビジネス、開発のみならず研究に携わる方々にも最適な読み物といえます。

CRC出版社の書籍案内は こちら 

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