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光ファイバセンサ概論(6)

基礎編<その1>(10)

基礎編<その2>(10)

基礎編<その3>(10)

基礎編<その4>(3)

設計編<その1>(10)

設計編<その2>(3)

施工保守編<その1>(10)

施工保守編<その2>(10)

施工保守編<その3>(7)

コラム(11)

施工保守編<その2>

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20_地中および地面ではどのように取付けますか

事務局

地盤の計測としては、地すべり、斜面崩壊、地山の変状計測などが対象となります。

図6-3-4-1

                図1 地盤計測モデル図

図6-3-4-2        図6-3-4-3    

  図2-1 傾斜計              図2-2 多段式孔内傾斜計

 図1と図2ー1、図2-2は、FBG方式で地すべり地や斜面に変状が起きないかを監視するような場合の一般的なセンサ配置の例です。斜面表面は伸縮計と固定式傾斜計を配置し、地中の状況は多段式傾斜計や地下水位計を配置しています。FBG方式では、傾斜計を1本の光ファイバで直列に繋ぐことができます。従って電気式のものよりも1本のボーリング孔に設置できる傾斜計の個数が大幅に増やせるので、従来よりも深いところの変状計測が可能となります。また、このような屋外での計測につきものの雷や誘導雷による故障や誤作動の心配がないことも大きな利点と言えます。
 光ファイバセンサは地表でも地中でも問題なく使用可能です。BOTDRの場合、塩ビ管などの両側に貼り付けてパイプ歪計として地中の曲げ変位を計測することにも用いられています。また、地中温度の分布測定にも適しています。

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